東京国立博物館で「三国志展」を観た。
会期終了まで残り2週間という事もあり、なかなかの盛況ぶり。
入場して間もなく関羽像がお出迎え。
数々の豪傑、知将が知られている中、武力だけでなく知力や誠実さを兼ね備えておる関羽は、中国では神として取り上げられているとの事。
今にも動き出しそうな石像を観ていると、中国国民に大事にされているという事が感じられます。
さて、今回の目玉は2009年に曹操が眠るお墓からの出土品の数々。もちろん日本初上陸です。
三国志の歴史の中で曹操が生きていたのは155年〜220年。
曹操関連以外の展示品もそうですが、1800年前に、こんなにも繊細な作りで美しい作品が創り出されていた事に素直に感動を覚えました。
近年、マスコミに報じられている中国の姿といえば、米国との貿易摩擦、観光客による爆買いなど、官民共にネガティブなイメージで捉えられている印象を感じています。
(貿易摩擦しかり、ウイグル自治区の問題など、非難されて然るべき問題もあるのは目を向けるべき事実だと思います)
ただ、やはり中国、中華の歴史はスケールが違う。
今回の三国志展を通じて歴史の深さは目の当たりにした中で、展示品に関わる歴史家や学芸員の方達の努力、苦労の積み重ねがひしひしと伝わってきむした。
どの側面から物事を見るのか。一面だけ見て全体の印象を決めつけていないか。
自身の思考のバイアスに気をつけようと感じました。
2時間程かけて全展示を回った後は、実家の母と合流して、回転寿司へ。
初めてのくら寿司に感動してもらいつつ、話し足りなかったのか実家近くのびっくりドンキーへとはしご。
相変わらずよく話す母でしたが、いつまでも元気でいてもらいたいものです。
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