世界の山・日本の山

8月末、もりや市民大学公開講座として開催された「世界の山・日本の山」を聴講してきました。

講演者の青木達哉さんはアルパインクライマーとして、K2に世界最年少(21歳)で登頂。NHKのTV番組にっぽん百名山では筑波山の案内人として、またチコちゃんに叱られるではアルパインクライマーの有識者としてメディアにも登場されたそうです。

講義前半はK2を始めとした世界の山々にアタックしていく時の映像や動画がスライドとして用意されており、エピソードや当時の心境について解説が続く。

山頂から眺める山並み、断崖絶壁から見下ろす麓…今の自分では絶対に見得る事がない景色を見せてくれた後、登山の魅力を「自然が作り出す美しさは、ここに来る事でしか体感できない」という一言で表現された言葉が胸に響きました。

後半は参加者からの質疑応答。「普段のトレーニングメニューは?」「これまでに登った山で印象に残っているのは?」といった王道の質問から「何日もアタックが続く時にトイレはどうしてるのか?(個人的にはそれ聞きたい?と思いましたが、毎回出る質問らしい)」といった質問が続く中、僭越ながら「モチベーション維持の方法とスランプの経験について」を質問。

「基本的にポジティブで悩まない性格なのと、山に登る事が好きすぎてモチベーションが下がる事がない。仕事が詰まっていて山に登れない時はモヤモヤするが、登山関連の動画を見て、外をランニングすればスッキリする」
「スランプも登る事が出来るだけで幸せだから、感じた事がない」

好きな事を追いかける、悩んでも何も解決しない、というのは共感でき、勇気付けられました。

公演後にも直接声をかけさせていただき、普段はトレランをしてる旨を話したところ「たまに宝篋山も走っているので、見かけたら是非声かけて下さい」と。リップサービスでも嬉しいもので、記念写真を撮っていただいて退出。

山や自然の魅力とトップアスリートのメンタルタフネスさに触れる事が出来た貴重な時間となりました。

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